2004年10月29日(金)12:37

EU憲法がローマで調印される

ローマ(AFP)

欧州連合の各国首脳はEU史上初の憲法に調印した。ローマのカピトル丘で行われた荘厳な式典でこの歴史的文書は採択された。これにより憲法条約は今後2年間の批准局面に入る。

EU憲法は加盟25ヶ国の大半の国で国会の議決により批准される。一方数ヶ国では国民投票によって批准が行われる。憲法はEU全加盟国で批准されて始めて発効に至る。

これより前、ホスト国のイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相とEU議長を務めるオランダのヤン・ペーター・バルケネンデ首相は、首都ローマの歴史的中心地における式典に訪れた各国首脳に歓迎の挨拶を述べた。すでに1957年、欧州経済共同体(EEC)および欧州原子力共同体(ユーラトム)の創立6ヶ国がこの地で「ローマ条約」に調印している。

欧州憲法協議は、EU議長国イタリアのもと、EU憲法会議が昨年夏に提示した憲法草案に基づいて開始された。政府間の協議は今年6月のブリュッセル首脳会議で完了した。

原題:EU-Verfassung in Rom unterzeichnet




トップへ戻る